すれ違う希望の列

DrJekyll2005-04-20

 その列は僕とは反対の、駅の方向へ向かっていった。雨の中でそれでも弱まることを知らない彼女たちの光は、僕の心を洗ってくれた。ちょうどこの時間は小学校の下校時間だ。私立小学校の制服はとても可愛い。そしてその可愛い彼女たちが集団下校をしている。自然と僕の顔も綻ぶ。幼いということは、かくも素晴らしいものなのか。そんな感情を抑え切れなかった。