帰りの道の出来事

 昼だけ仕事でもう帰ってるはずのマリさんからメールが来た。
「もう家帰った?」
「今○○駅の近くです」
「今から会えない?」
「いいですよぉ〜」
こんな感じで、バイトの後の疲れた身体を引きずってマリさんのトコまで行きました。
 行ったらマリさん多少酔ってらっしゃった。友達と飲んでたらしい。人が汗流して仕事してるときに…とは思わないけどw。何で呼ばれたかよくわかんなかったけど、結構俺の最寄り駅の近所まで来てたからそれでって感じかな。なんか話がしたかっただけらしく、ちょっと喋った後俺がバイト終わりで腹減ってるのを察してくれたようで、カレー屋に入りました。マリさんはもうお腹いっぱいなので俺だけカレー頼んで食べた。カレー食べながらいろんなこと、仕事のこと、プライベートのこといろいろ話した。なんか最近彼氏と冷めてるらしい。だからって俺を頻繁にご利用にならないで欲しい。ご利用は計画的に。
 マリさんが呼んだからってことでマリさんがカレー代払ってくれたけど、
「今度焼肉奢ってな」
って言われた。どう考えても割が合わない。しかも高い焼肉屋という条件付。とりあえずオフで行った焼肉屋でいいだろ近いしとか思ったけどね。おいしかったし。1時になってお別れ。マリさんはいつも「バイバ〜イ」って言うけど俺は「お疲れ様で〜す」っていう。この辺ダメだと思うよね?なんか余所余所しいと言うか、上下関係気にしてるって言うか、まぁマリさん年上だしなぁ〜。難しい。俺もバイバイって言うようにしたほうがいいかな?
 バイト先では彼女いないと公言してる俺だけど、今日マリさんに「もしかして彼女おったことないん?」って言われて「そんなことない」と否定してしまった_| ̄|○。自分が恥ずかしい俺は。ここでもしそうですと言ってしまえば彼女経験無し=童貞の式を鮮やかに成立させてしまうからそれが怖かった。イヤだった。笑われると思った。怖かった。マリさんを信じてなかった。でもこれからもこの事実はひた隠すと思う。ヲタであることと童貞であることどっちか一つ隠せといわれたら童貞を隠す。
 帰ってからごちそうさまってメールを送ったらまた焼肉のことを念押された。どうやら本気らしい。どう考えても俺のほうが経済情勢厳しいのに…でもまぁ日ごろ結構お世話になってるし、恩もあるので一回くらいはいいかなと思う。そういえば男女二人で焼肉行くって事はその夜どうたらこうたらって言うのを矢内が言ってたけど縁の無い話だ。

明日は今週唯一バイトの無い日です。ホントはあったんだけど発注がキャンセルになったんで穴が開きました。コンタクトが今つけてるのでラストだから買いに行かないと。あと眼鏡のねじがなんかゆるいので締めてもらわないと。それくらいかな。あと学校とね。
じゃあ明日マリさんにモーニングコールしないとダメだから寝る。