自分が汚れて見えるとき

 自分より下の人間を見つけたことで、優越感を感じるとき。そんな時、自分がどうしようもないくらい薄汚れて見える。今日のバイトがまさにそうだった。ある程度自分が仕事に慣れてきたことでいい気になって、誰かの失敗を嘲笑う自分が見え隠れする。助けてあげようとせず、ただ傍観している最低な自分。その自分に気づいたとき、われに返ってただただ凹む。凹んでばかりいてもしょうがないので、手を差し伸べる。その手を差し伸べる自分を誇らしく思ってしまう自分がまた嫌になる。それの繰り返しでどんどん自分が嫌いになります。せめて自分だけは自分を好きでいようっていつも思ってるけど、気持ちとは裏腹にいつも汚い部分ばかり見えてしまう。
 今回のアマの件もそうだが、何か大きな災害が起こったとき。心のどこかで「自分じゃなくて良かった…」と誰でも思うだろう。それは間違っていない。間違っていないはずなのに、僕は自分がそう思ってしまうことがたまらなく嫌なのです。悲惨な事故に悲しむ人たちがいるそのの影で、安心感を抱いてしまっている自分に彼らを哀れむ資格がはたしてあるだろうか?そんな風に考えてしまう。誰かを哀れむのに資格なんて要らないのに…。要するに自分がすること一つ一つが気に入らないのだ。それなのに自分を好きになろうと努力する矛盾。はぁ…
 いきとしいける全ての人たちへ、こんな僕をこれからもよろしく。