JR福知山線列車脱線事故

 事故がおきたのは9時を少し回った辺り。通勤通学ラッシュを少し過ぎたくらいの時間だったと思う。乗ってたのは同志社の学生や、直接外回りに向かう会社員、あと同志社の教員も乗っていたかも。って言うか誰が乗ってたとか、何人乗ってたとか関係ない。たとえこの電車が回送電車であっても。
 現場の人間一人一人を徹底的に監視しろとか、運転技術をしっかり把握しろとか言いたいことはいろいろあるだろうけどそんなのなかなか無理だと思う。誰に非があるとかそんなのまだ誰もいいたくなるような段階じゃない。「誰が悪い?」を問いただすのは、残された人をすべて救出し、「誰に悪い?」をはっきりさせてからだと思う。
 JRの記者会見で、「当社の社員が現場に向かったところ、レール上に粉砕痕のような物が見られた」という発言をしたとき、言いようの無い違和感と不快感を感じた。確かに事故の理由は記者たちが求めるものだろうけど、何かはなから置石のせいにでもしたいかのような言い方に思えたから…。もしかしたらホントにそうかもしれないけど、その前にこのような被害を出してしまったことをもっと考えて欲しかったというか…俺自身記者会見を全部見たわけじゃないから偉そうにいえないですけど。
 本当はこの事件については何も書きたく無かったんです。俺は何も出来ないし、何もわかってあげられない。おそらく被害者の人も俺に求めるようなものは無いと思う。自分がもし被害者だったとして、何もわからないような奴からただ哀れみだけを頂戴したら腹が立つ気がするし。運転士の家族だってきっと辛いだろ。家族を亡くしてしまった悲しみもあるし、家族の未熟さのために多くの人を亡くしてしまい傷つけてしまった。そんな複雑な心境で怒りなのか悲しみなのかわからないような心境だと思います。本当の当事者ではない僕には本当のことは何もわかりません。自分がこの事故についてどう思っているのかも…